| 1.はじめに |
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高齢社会の到来によって、社会全体が活力を失っていくようなイメージが漂っている。
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| 一方、少子化は若年人口の減少を意味する。即ち、今までの顧客が減少することを意味している。 | |||||||||
| 賃貸住宅市場では、18歳人口を把握すれば将来の需要予測が可能であるが、今後も18歳人口が増加する要因はないといえる。 | |||||||||
| 今は、顧客(入居者)が減少しているので、需要と供給のバランスが逆転し、「貸し手市場」から「借り手市場」へと変化している。 | |||||||||
| 昨今では、@「斡旋手数料の値引き」、A「礼金制度の廃止」、B「敷金の低下傾向」、C「入居一時金ゼロ」、D「フリーレント」等の現象が顕著になってきている。 | |||||||||
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| 2.貸住宅市場の現状と今後の展望 |
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| (1) | ワンルーム市場 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| (2) | ファミリータイプ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| (3) | 賃貸住宅市場の展望 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 3.高齢者住宅の現状 |
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介護型施設は数多くあるが、高齢者住宅としては、「有料老人ホーム」、「高齢者向け優良賃貸住宅」、「一般賃貸住宅」、「類似施設」等があるが数は多くない。 | ||||
| 高齢者住宅といわれるものが、全国で約10万戸あるが、必要とされる住宅戸数は約570万戸といわれており、約560万戸が不足している状態である。 | |||||
| 企業では、寮の所有から賃貸住宅の使用へと方向転換してきており、遊休不動産も所有しているだけでは負の資産と評価されるため、売却、有効活用が盛んになってきた。(特に大手企業の参入が相次いでいる。) | |||||
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| (1) | 大手企業の参入 | ||||||||||||||||||||||
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| (2) | 賃貸住宅市場における供給 | ||||||||||||||||||||||
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| 4.高齢者の居住の安定確保に関する法律について |
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賃貸住宅市場では過去には高齢者の入居を敬遠してきたという経緯があることから、高齢者の円滑な入居と高齢者に適した良好な居住環境を確保し、安定的に居住することができる賃貸住宅の供給を目的としている。(平成13年10月から施行) |
| @ |
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高齢者の方を積極的に受け入れる物件を指定登録機関に登録する制度。 |
| 登録物件は、バイアフリーや緊急通報システムなどの要件は一切なく、現在、満室であっても構わない。 | |
| 登録物件は、市町村の窓口から高齢者に紹介してもらうことができる。 | |
| 登録することにより、賃料債務保証を受けることができる。 | |
| 登録されていなければ市町村からの紹介はないので、登録しておくことが得策である。 |
| A |
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良好な居住環境を整えた高齢者向けの優良賃貸住宅は、都道府県知事の認定を受けることができる。 | ||
認定を受けた事業については、国、地方公共団体からの支援制度がある。
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| 新築物件だけでなく、既存物件を高齢者仕様にリフォームする場合もこの制度が利用できる。 |
| B |
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都道府県知事の認可を受けた場合には、賃貸借契約において賃借人が死亡した時に終了する旨を規定することができる。 |
| 入居できる高齢者には一定の資格が必要であり、契約書も公正証書で作成することが条件になる。 | |
| 一般的には、一般賃貸よりも有料老人ホーム、特定施設などで利用される。 |
| 5.高齢者住宅の展望 |
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日本では、戦後、住宅不足の状態が長く続いたことから、住宅政策として「量の供給」が講じられてきた。 | ||||||
| 現状では「量の供給」は充足してきたので、「質の対策」に政策転換されてきている。 | |||||||
| 住宅政策の変化に伴い、一般賃貸住宅においても特定の顧客を対象とした住宅が供給され始めてきた。 | |||||||
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| 「介護」を目的とした施設系では賃料、入居一時金が入居率に連動しやすいという傾向があるが、健常者向けの高齢者住宅では、必ずしも賃料等に連動しないという傾向がある。 | |||||||
| 顧客として高齢者のニーズを把握して供給された物件では入居率が高いといえる。 |
| 6.高齢者住宅の取り組み方と提案 |
| 賃貸住宅市場では「高齢者住宅」に特化した供給が大切である。 | |||||||||
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| 高齢者住宅の対象顧客は、若年層とは異なっている。 | |||||||||
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| 住み替えに対するニーズは44%くらいあり、住み替えのきっかけとしては、「駅から遠い」、「生活利便施設が遠い」、「広すぎる」、「負担が大きすぎる」等の理由があげられる。 | |||||||||
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■高齢者の健康状態(平成11年厚生白書)![]() |
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■高齢者の持ち家比率(平成10年度国土交通省住宅・土地統計調査) |
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■シニア住宅への転居意向(都市基盤整備公団、都市・住宅に関する意識調査平成11年度)![]() |
| (1) | 立地条件 | ||||||||||
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| (2) | 間取り | ||||||||||
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| (3) | 設 備 | ||||||||||
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| (4) | サービス | ||||||||||
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| (5) | 権利形態 | ||||||||||
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■世帯主の年齢別貯蓄高(平成11年総務庁統計局貯蓄動向調査) ※個人金融資産が1,400兆円あるといわれている中、高齢者が占める割合が60%を超えている。 |
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■年齢別貯蓄負債差(平成11年総務庁統計局貯蓄動向調査)![]() ※貯蓄から負債を引いた金額は、若年者よりも高齢者がより多い。 終身建物賃貸借契約が法制化されたので、今後は資産状況、所得状況により様々な形態での入居が進むと考えられる。 |
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| 7.新しい高齢者住宅 |
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高齢者住宅は、住宅産業ばかりでなく、昨今では異業種からの参入が活発化している。特に公的介護保険制度の開始、医療保険制度改正等から福祉系、医療系の方々の高齢者住宅への参入が顕著になってきており、それぞれの業態での効率アップのために取り組んでいる。 | ||||||||
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| 業種の垣根を超えて相互に補完できる事業スキームの構築は時代の要請でもあり、住宅業界でも、異業種の方々と相互に有効な提携関係を構築していくことが大切である。 |